徳島県火薬類保安協会

徳島県内の金融経済概況 ( 日本銀行徳島事務所 R01.06.12発表 )

1 概  況

 

 徳島県内の景気は、回復を続けている。

    すなわち、公共投資は緩やかに増加している。設備投資は高水準となっている。個人消費は着実に持ち直

    している。住宅投資は、下げ止まっている。
    こうした中、企業の生産動向は、振れを伴いつつも、緩やかに増加している。
    雇用・所得情勢をみると、労働需給は引き締まっており、雇用者所得も基調的には緩やかに持ち直してい
    る。
    

2 実体経済

 

 最終需要の動向をみると、以下のとおり。

  設備投資は、高水準となっている。
   3月短観における設備投資(全産業)をみると、2018年度は、前年を上回る見込みとなっている。2019年度
   は、現時点では、前年を下回る計画となっている。
  個人消費は、着実に持ち直している。
   大型小売店の売上は、着実に持ち直している。
   乗用車の新規登録台数は、持ち直している。
   家電販売は、底堅く推移している。
   住宅投資は、下げ止まっている。
   公共投資は、緩やかに増加している。

 

 企業の生産動向は、振れを伴いつつも、緩やかに増加している。

   化学は、振れを伴いつつも、緩やかに増加している。
   電気機械は高水準となっている。
   金属製品は、高めの水準となっている。
   はん用・生産用機械は、一部で弱めの動きがみられるものの、全体としては高水準となっている。
   食料品、パルプ・紙・紙加工品は、横ばい圏内の動きとなっている。
   輸送機械は、弱めの動きとなっている。

 

 主要観光地の入込客数(2~4月)は、日並びの良さなどから、緩やかに増加している。

 

 雇用・所得情勢をみると、労働需給は引き締っており、雇用者所得も基調的には緩やかに持ち直している。

 

 消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、1%程度となっている。

 

3 金  融

 

 民間金融機関別の貸出(4月)は、前月に比べ前年比プラス幅が拡大した。

   貸出約定平均金利は、前月比低下した。県内国内銀行ベース、4月末1.310%〈前月末1.322%〉

 

 預金(4月)は、前月に比べ概ね前年比プラス幅が拡大した。

 

 倒産及び信用保証協会の代位弁済については、落ち着いた状況が続いている。

 

※ 本件に関する照会先  日本銀行徳島事務所 TEL088-622-3126